皇室や王室の方々が正装をしている時に、肩からかけているたすきのようなもの。
ニュースなどでよく目にしますが、あれは一体何なのか気になりますよね。
そこでこの記事では、
- 皇室正装のたすきは大綬?
- 皇室正装のたすきの意味は?
- 皇室正装のたすきは向きで違いはある?
こちらに関してまとめていきます。
よくよく見てみると、右肩からかけている日もあれば左肩からかけている日もあるような…。
さっそく調査していきましょう!
皇室正装のたすきは大綬?
結論からいうと、皇室正装のたすきのようなものは大綬(たいじゅ)といいます。
大綬は勲章の中の1つにあたるもので、日本の皇室が定めている大綬、中綬、小綬、略綬の中でも最も格式が高いものとされています。
皇室の正装のなかでも最上級ということになりますね。
大綬の正式な着用スタイルは右肩から左脇にたすき掛けにします。
ちなみにたすきばかりに目がいきますが、実際は腰のあたりに勲章本体が飾られていますよ。
皇室の方々がニュースに出るたびに、正装でたすきをしているのが映るのであれは何だろう?どういう意味だろうと気にする人が多いようです。
皇室や王室の方々の正装の時にタスキのようなものを掛けてますが、 右肩から掛けている場合と左肩から賭けて場合がありますが、 何か意味があるのでしょうか?
引用:Yahoo!知恵袋
またWikipediaによりますと、海外であのたすきは「サッシュ」と呼ばれるとのこと。
サッシュは腰にぐるっとまくベルトのような形状のものもあるようですが、日本と同じくたすき掛けすることもあるようです。
細かく言えば若干日本の大綬と意味に違いはあるようですが、海外でも同じようなアイテムがあるのは面白いですね。
皇室正装のたすきの意味は?
結論からいうと、皇室正装のたすきの意味は勲章の付属品です。
先程もお伝えしましたが、たすきを右肩からかけると左腰あたりに勲章がつけられています。
ですので、あのたすきは勲章をぶら下げるための組み紐(帯)なんですね。
どうしてもたすき部分にだけ目がいってしまいますが、本来は勲章が主役です。
ただ大綬自体が威厳のあるもののイメージがありますので、勲章とセットと考えていて間違いはないでしょう。
ちなみに現在日本で大綬を使うほどの大きな勲章というと何かというと…
・大勲位菊花大綬章
・桐花大綬章
・宝冠大綬章
などがありますね!
大勲位菊花大綬章などは内閣総理大臣や衆議院・参議院の議長などが授与されることが多いので、一般人には縁のない勲章かもしれません。
もし万が一私たちが受賞することがあれば、皇室の方々と同じように正装をしてたすきをかけて授与会場に向かうということになりますね!
皇室正装のたすきは向きで違いはあるの?
ズバリいいますと、皇室正装のたすきの向きに違いはほぼありません。
ネットの情報によりますと世界共通で右肩からかけるのがスタンダードな方向らしく、左肩からかけるのはイギリスのガーター勲章くらいしかありません。
皇室の方々もガーター勲章の需要の際はたすきを左肩からかけていました。
向き的に稀という理由もあり、左肩からかけるほうが位が高いといわれているようですよ。
ではたすきを右肩から・左肩からかけるようになった理由は何なのでしょうか。
ネットの情報をまとめると…
【右肩からかける】
・心臓から近いから(勲章がより近くにくる)
・馬から降りやすいから
・剣が抜きやすいから
・盾を持ちやすいから
【左肩からかける】
・イギリスである人が間違えてかけてそれに従ったから
・宗教上の理由や好み
このような理由があるそうです。
皇室正装のたすきは右肩からかけるほうが理由がしっかりしている気がしますよね。
こういったところからも、右肩からかけるのがスタンダードなのかもしれませんね!
まとめ
今回は「皇室正装のたすきは大綬?意味と向きで違いはあるのか調査!」と題して、
皇室正装のたすきは大綬というのか、意味や向きでの違いについて調査しました。
皇室正装のたすきは、大綬といい勲章です。
皇室正装のたすきの意味は、勲章をぶらさげる付属品です。
皇室正装のたすきは、向きで違いはありません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!