連日報道が続いている兵庫県知事・斎藤元彦さん。
SNSをみていると「なぜ辞めさせられないの？」「自分から辞職って言わないとだめなの？」と疑問に思う声が多く見られます。
そこでこの記事では、
- 斎藤元彦をなぜ辞めさせられないのかネット上の疑問の声
- 斎藤元彦はなぜ辞めさせられないのか理由3選
- 斎藤元彦が自ら辞めない理由11選
- 過去にリコールで辞めさせられた知事はいる？
こちらに関してまとめています。
調べてみると1人の知事を辞めさせるというのは大変なことですし、更に兵庫県という大きな県であることも困難の要因であったようです。
さっそくチェックしていきましょう！
斎藤元彦をなぜ辞めさせられないのか疑問の声多数！
ネット上では、なぜ誰も斎藤元彦さんを辞めさせられないのか、疑問の声が多く見られます。
上記のように、なぜ辞めさせられないんだ！と憤慨するような声は非常に多いです。
確かにこれだけ批判が集まっているのになぜ辞めさせれれないのか、また県議会のシステムと言うもの自体に疑問を投げる声もあるようです。
斎藤元彦はなぜ辞めさせられないのか理由3選！
斎藤元彦さんはなぜ辞めさせれないのかというと、下記の3点が理由です。
①必要なリコール署名数が多すぎるから
②議会の解散を恐れているから
③後任がいないから
知事を辞職させるとなるとかなりハードルが高いようですね。
さっそく深掘りしてきましょう。
①必要なリコール署名数が多すぎるから
斎藤元彦さんをなぜ辞めさせられないのか、1つめの理由は「必要なリコール署名数が多すぎるから」です。
このリコールという方法は唯一県民が動ける方法で、署名さえ集めれば辞職ということになるのですが、
兵庫県の場合、知事を辞めさせるためのリコール署名必要数はなんと「約66万人」。
(※有権者の総数で計算するため、都道府県ごとに違います)
兵庫県の有識者約450万人の内約66万人から署名を集めなくてはいけないということになります。
想像しただけでも、これだけの署名を集めるのは難しそうですよね。
おそらくこの規模のリコール運動は個人主催では不可能なので、何か団体がリコールを始めることになると推測されます。
現在情報を集めてみたところリコール運動は始まっていないようでした。
リコール運動をするためにはお金もかかりますし、なかなか難しいのが現状のようです。
②議会の解散を恐れているから
斎藤元彦さんをなぜ辞めさせられないのか、2つめの理由は「議会の解散を恐れているから」です。
県議会で斎藤元彦さんの不信任決議が可決された場合…斎藤元彦さんが「議会を解散させる可能性」があります。
不信任決議が可決された場合10日以内に知事は議会を解散させることができるんですね。
そうするとどうなるかというと…他の県議員も失職する可能性が出てくるということです。
つまり兵庫県議会が一斉に白紙になり、「メンバーの選び直し」になるということですから、誰でも自分が選ばれない可能性があるということになるんですね。
自分達が失職する恐怖との兼ね合いが難しくなかなか不信任決議を出すとは至らないということのようです。
ちなみに不信任決議を出して議会が解散となった後の流れとしては…
・県議会議員選挙で議会を発足
・新しい議会で再び不信任案が決議
→86人中65人の賛成が必要
・知事が失職
と、上記の流れの通り進まなければ結局は知事を辞めさせるということはできません。
不信任決議さえ可決すれば…という簡単なものではないよですね。
③後任がいないから
斎藤元彦さんをなぜ辞めさせられないのか、3つめの理由は「後任がいないから」です。
斎藤元彦さんを辞めさせるために不信任決議を出し、仮に辞職となった場合…誰を後任の知事候補として推すのか方針がまだ決まっていないと言われています。
斎藤元彦さんの後ろ盾といえば維新の会ですが、維新の会は当然自分の政党寄りの人を新知事に持ってきたいですよね。
その候補者が現状ではいないということが、辞職を強く要求できない理由のようです。
ただ、維新の会の動きも活発になっています。
2024年9月9日：斎藤元彦さんへ辞職と再選挙の実施を申し入れ
2024年9月11日：吉村洋文大阪府知事「再選挙の場合、現状斎藤元彦さんを推すのは難しい」と発言
このことから、知事の後任候補の目星はついているのではと予想できますよね。
後任の目星がついたとなれば、このあと斎藤元彦さんを辞めさせるという動きが一気に進む可能性が高そうです。
今後の兵庫県の動きに注目したいですね。
斎藤元彦が自ら辞めない理由11選！
なぜ兵庫県知事・斎藤元彦さんは自ら知事を辞職しないのかというと、これらの理由が言われています。
①県政を前に進めたい
②プライド
③年収のため
④退職金を増やしたい
⑤地位に固執している
⑥祖父の影響
⑦逮捕を恐れている
⑧リコールがおきていない
⑨悪いことをしている自覚がない
⑩政治家に戻れない
⑪支持する人がいるから
これだけバッシングが多くなっているのに辞職と言わないことで、かなりの憶測も飛んでいるようです。
それではさっそく深掘りしていきましょう。
①県政を前に進めたい
斎藤元彦さんが自ら辞職をしない理由の1つめは、「県政を前に進めたいから」です。
7月16日に行われた会見で斎藤元彦さん自身がそのように発言していました。
「県政を前に進めることが私の責任の果たし方だ」と改めて辞職を否定した。
引用：読売新聞オンライン｜20240716
つまり、「これからの自分の動きをみてほしい」ということようですね。
斎藤元彦さんは今後の動き次第でこれまでの疑惑や不信感を払拭できると考えているということになりますね。
②プライド
斎藤元彦さんが自ら辞職をしない理由の2つめは、「プライド」です。
斎藤元彦さんのプライドが非常に高いというエピソードはすでに報道されていますよね。
・営業時間外のお店を開けさせようとした
・事前予約が必要なレストランを「知事」ということであけさせようとした
更に、この飲食店での要望が通らなかった時にはブチギレし車を蹴ったとか…
斎藤元彦さんは否定をしていますが、このニュースはかなりのインパクトがありましたよね。
本当だとすると「知事」というところにかなりのプライドをもっていることがわかります。
③年収のため
斎藤元彦さんが自ら辞職をしない理由の3つめは、「年収のため」です。
ネットの情報によりますと、現在の兵庫県知事の年収は約1,500万円。
一般企業でこの年収を手にするのは難しいですよね。
斎藤元彦さんは一連の騒動でイメージが悪くなっていることは事実ですので、政治家意外でも再就職は困難な可能性があります。
そう考えるとなるべく長くお金を得ていたいと思うのではないでしょうか。
④退職金を増やしたい
斎藤元彦さんが自ら辞職をしない理由の4つめは、「退職金を増やしたいから」です。
Yahoo!ニュースによりますと知事の年収は勤務した期間が反映されていくもので…
・任期満了まで務めた場合(2025年7月)：約2,026万円
・9月で退任した場合(就任～2024年8月)：約1,561万円
とのこと。
つまり、退任がずれていくたびに退職金が少しずつ増えていくことになりますね。
このことから少しでも知事に在任し続け退職金を増やそうとしているのではと言われています。
⑤地位に固執している
斎藤元彦さんが自ら辞職をしない理由の5つめは、「地位に固執しているから」です。
斎藤元彦さんのホームページでは自身の名前の由来について話をしており…
・祖父がつけた
・元兵庫県知事の「金井元彦」さんが由来
と書かれています。
斎藤元彦さんの母方の祖父は「日本ケミカルシューズ工業組合元理事長」である大澤伸剛さん。
これだけ立派な祖父が「知事になってほしい」とい思いつけた名前ですから、斎藤元彦さんも知事というポジションには並々ならぬ思いがあるのではと思われます。
⑥祖父の影響
斎藤元彦さんが自ら辞職をしない理由の6つめは、「祖父の影響」です。
⑤でも触れましたが、斎藤元彦さんは祖父を非常に尊敬しているとのこと。
斎藤元彦さんの公式サイトには祖父の経営を見てきて、
・地場産業を大切にしたい
・政治を志す原点
このような思いを抱えたと書かれています。
斎藤元彦さんにとって知事として祖父のように輝きたいというおもいから、今やめる訳にはいかない！と思っているのかもしれませんね。
⑦逮捕を恐れている
斎藤元彦さんが自ら辞職をしない理由の7つめは、「逮捕を恐れているから」です。
今回の斎藤元彦さんの様々な報道が本当だと立証された場合、収賄罪等に該当する可能性も否定できません。
つまり、逮捕をされる可能性もあるということになりますね。
もちろん現職の知事も逮捕される可能性はありますが、警察も慎重になるのは間違いありませんよね。
フリーアナウンサーの古舘伊知郎さんもYoutube内で同様の可能性を話しています。
現職にしがみついていればやはり県警だって捜査当局も忖度が働く可能性だってゼロではないですよ。県のトップの逮捕に踏み切れるかどうかっていう点がある。
引用：livedoor news｜20240903
つまり兵庫県知事を辞めるというのは、誰も守ってくれないということになるという意味ももつようですね。
⑧リコールがおきていない
斎藤元彦さんが自ら辞職をしない理由の8つめは、「リコールがおきていないから」です。
リコール運動とは、成立すれば県民が知事を辞職させることができるシステムですが、現在兵庫県内ではその動きはみられません(2024年9月13日現在)。
斎藤元彦さんは知事に就任した際の得票数「80万票」というところに強いこだわりをもっているようで、側近にもよく話をしているとのこと。
私たちが知事に申し入れをしたときも『80万（票）の付託に応える』とか同じことの繰り返しでした。
引用：Yahoo!ニュース｜20240727
つまり、この80万票をいれた県民がリコールを起こすようなころがあれば、辞職をする時期と考えている可能性がありますよね。
もしかするといまでも有識者の80万人は自身を強く支持していると思っているのかもしれません。
⑨悪いことをしている自覚がない
斎藤元彦さんが自ら辞職をしない理由の9つめは、「悪いことをしている自覚がないから」です。
古舘伊知郎さんYoutube内で「百条委員会での答弁等を聞いた上での推測」として指摘をしていました。
これは推測もいいところですけど、知事は自分の中では完全に潔白だと信じ込んでいる可能性もありますよ
引用：Livedoor news｜20240903
この推測通りだとしたら…自ら辞職をしないというのは当然なのかもしれません。
⑩政治家に戻れないから
斎藤元彦さんが自ら辞職をしない理由の10こめは、「政治家に戻れないから」です。
これだけの疑惑の中で斎藤元彦さんが知事を辞めた場合、政治家に再び戻るということはかなり難しいと推測されます。
ですので、今後の事を考えると自ら辞職とは言わないのではと言われています。
更に斎藤元彦さんはまだ若いですし…国政に挑戦したいという気持ちもあったかもしれませんよね。
元宮崎県知事の東国原さんも同様の見解を述べています。
斎藤知事が辞めないのは、今後の進退を考えてのことではないでしょうか。斎藤知事のなかに、衆院選に出るとかの“野望”があるはず。ここで辞めれば全てを認めてしまうことにもなるから、政治の道を絶たれてしまうと捉えているのでは
引用：AERA.dot｜20240827
高みを目指し続ける斎藤元彦さんの性格からすると、国政へ進みたいと思うのもわかりますので…
知事を辞めない理由としてもあり得そうですよね。
⑪支持する人がいるから
斎藤元彦さんが自ら辞職をしない理由の11こめは、「支持する人がいるから」です。
四面楚歌のようなイメージの斎藤元彦さんですが、支持する人ももちろんいます。
兵庫県民117人に聞いたアンケート結果をみると…
辞職すべき：89%
続投すべき：3%
分からない：8%
※2024年9月10日・関西テレビ調べ
このように、続投すべきは3％。
わからないも含めると11%は「知事を辞めなくても良い」と思っているととることもできますよね。
就任時の得票数80万票にも自信を持つ斎藤元彦さんですから、この11％のために続投をしようと思っている可能性もあり得ます。
過去にリコールで辞めさせられた知事はいる？
政治山のコラムによりますと、過去に兵庫県のような有権者数が多い都道府県知事のリコール成功例はないようです。
有権者数が多い都道府県は必要なリコール署名数が多いというところがネックになるようですね。
一方で、比較的規模の小さい市町村長のリコールは19件成立した事例があるようですよ。
2010年12月5日：鹿児島県阿久根市長
2012年10月21日：山梨県南都留郡西桂町長
2017年10月8日：静岡県賀茂郡河津町長
2023年9月24日：神奈川県真鶴町長長
直近の4件のデータのなかで唯一の市阿久根市。
有権者数がどのくらいかというと、2024年9月1日の時点で15,819人。
この規模だとリコール必要数は過半数なので約7,500人ということになりますね。
このことからも約450万人の兵庫県の規模がかなり大きいということがわかります。
やはり、斎藤元彦さんの辞職が進むとすれば、自ら辞めると申し出るか、不信任決議が出されるかのどちらかしかないということになりそうですね
まとめ
今回は「斎藤元彦はなぜ辞めさせられないのか理由3選！リコール署名数66万人は無理すぎ！」と題して、
兵庫県知事・斎藤元彦さんはなぜ辞めさせられないのかの理由を3つにまとめました。
- 斎藤元彦はなぜ辞めさせられないのか3つの理由は「①リコール署名数が多すぎる」「②議会の解散を恐れている」「③後任がいない」
- 斎藤元彦が知事をつとめる大きな都道府県は、辞職リコール運動が成立したケースはない
そんな斎藤元彦さんですが斎藤知事の実家！と出回っている豪邸の写真がどうやらデマのようです。
別記事をご覧くださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。